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悩みの種

<ブルガリア編その2>




ブルガリア滞在2日目です。

今日もイエメンで出会った仲間がぼくをブルガリア観光に連れて行ってくれました。


なんともありがたい。

ここまでされると泣けてきますね。



ってか、昨晩はビクトールが寿司を食べたことがないというので

プロヴディフのお寿司屋さんに行ったんです。
IMG_0393.jpg
とっても嬉しそうにするビクトール。 初めての体験にワクワク♪


そして定番のようにマグロを注文したわけなんですが・・・
IMG_0392.jpg
このマグロ・・・
白身魚を着色したものだったのです!!


しかも赤いのは表面だけで、中身は白・・・。

もっと長く染料につけたほうが良かったのでは?そういうわけでもないかw



中国から輸入してるからこうなるんだよ。

こちらも違う意味で泣きたくなるよね。


まあ、日本に来たらぼくがたらふく本場の寿司を食わせてあげるからね。
そのためにいっぱい仕事しなきゃな。




◆  ◇  ◆



さて、話戻って今日の観光♪

シプカ峠にやってきました。
TAI_4733.jpg
森の中にちょっと隠れるかにように佇むが、存在を隠しきれない教会。

写真大好きなボリスは「たい!このポイント好きだろぉ~」
いろいろ気を使って撮影のロケーションを教えてくれる(^^)


キリスト降誕シプカ修道院です。
TAI_4580.jpg
このテカリ具合と派手さ。
ロシアっぽい教会ですね。

あまり繊細さがないなと思っていたら、これは珍しく男子専用の修道院だそうです。
TAI_4631_20131031051634d33.jpg
男らしい・・・かな?たぶん。

このドームのシンメトリーもなかなか。
TAI_4557.jpg 
そういえば、ロシアの教会がこんなツルツルで丸々した形をとってるのは、
玉葱を意識したわけではなく、積もった雪を落ちやすくするために工夫を重ねた結果だそうです。




教会ってのはそのほとんどが、

その土地や記念、何かの意味があって建てられるんだけど


シプカ峠は、
1877~1878年にかけての露土戦争で、最も激しい戦いが繰り広げられた場所。
キリスト降誕シプカ修道院にはブルガリア解放のために死んだロシア人とブルガリア人
の兵士に捧げられています。





そしてここからは更にシプカ峠の曲がりくねった道を進み

峠の頂上を目指します。


更に890段ほどの階段を登っていく。。
TAI_4694_2013103105232831e.jpg
地味に運動不足の解消が・・・


ボリスはここに来るのは今年で3度めだそうで、

お客さんが来る度にやってくるらしい。


この左に見えたのがシプカの自由の碑
TAI_4671.jpg 


この自由の碑はブルガリア人にとっては重要なモニュメント。


こちらも、オスマントルコからの独立のきっかけとなった

露土戦争の激戦の英雄たちを追悼する意味があります。

TAI_4660.jpg 
まあ、結局この戦争でロシアの力を借りて独立したことでロシアよりになっちゃうんだけどね。

それでもブルガリア人にとってはこの場所こそがブルガリア人のアイデンティティになている。


なかなか眺めも良い。
TAI_4685_20131031052320695.jpg


有名なのはこの絵に見るように

崖の上から石を投げて戦ったそうです。
 TAI_4681.jpg
ブルガリア人の4万人の虐殺もありました。当然、占領当時なんかは反乱防止のために
武器も没収されていたわけです。捨て身でぶつかって行った様子が伺えます。


赤と白の紐が巻かれている。
TAI_4670.jpg 
これは、マルテニツァと呼ばれる赤白の紐。

ブルガリアではいろんなところでこの紐をみますが、三月下旬になり渡り鳥がブルガリアにくると手首からはずし果物の木に巻きつけ今年の豊作を祈願する習慣があるんだって。

広義的には何か願い事をするときに使うラッキーアイテムだそうです。
ここにもいろんな思いがあるんでしょうね。




そしてその次にやって来たのは

ブジェンツィ村
TAI_4711.jpg
この村には木造の建物や風車、家畜小屋、小川・・・昔ながらの風景があります。


最盛期にたくさんあったブルガリア民族復興時代の建物を保存するためだそうですが

日本人の我々が見ると、普通ですがヨーロッパではこういった村はすごく珍しいのです。


歩いているととっても落ち着く・・・。
TAI_4712.jpg 

今となっては日本でさえこんな村は少ないかも。
TAI_4701.jpg   

この面下がっている家畜は楽器だそうです。
TAI_4709.jpg
どんな音が出るんだろう。





さて、ここからは帰る途中の出来事です。


その土地に住む人にとって普通でしょうが
ぼくのとってはとっても珍しい景色がありました。



それはひまわり畑です。
TAI_4468.jpg 
その数と広さが無限大です。


どこまで行っても、

地平線を覆い尽くすかのようにびっしりとヒマワリです。



しかもみーーーんな同じ方向。
みんな仲良しでしょ。


それに後ろを向いた姿もかわいいんです(^^)
TAI_4511.jpg
このひまわり畑に心から胸が打たれ、ちょっとうるうるしました。




いやね、

一見平和そうにみえるブルガリアのいろんな話を聞いていたんです。




ビクトールの小さい頃のブルガリアは、

ロシア(旧ソビエト)圏だったので社会主義国家だったんです。


食べ物は配給で、貧しく車を買うにも順番制?贅沢すらできないよう様々な制限が
ありました。


一番印象的だったのが
クリスマスの楽しみは一本のバナナ



ビクトールのお父さんは歯医者で決して貧しい家庭に生まれたわけありません。

でも、キューバもそうだけど社会主義のスーパーマーケットって塩や砂糖など

必要最低限しかおけない仕組みになっていて、不自然なほど棚がガラガラなんです。



それがクリスマスになると、この日だけはバナナが置かれるんですって。

南国の果物なんて当時にすれば珍しいものでしょうが、それでも20年ちょっと前の話です。



割りと最近までなんですね。
TAI_4452.jpg 
貧しかったのでブルガリア人はみんなひまわりの種を食べるのが大好きなのだろうか。



ドライブ中のスナックは、ずっとひまわりの種だし、

油もヒマワリを使うのが一般的だそうです。


久しぶりにリスになった気分でハムハムしていました。
ぼくも小さい頃に食べたけど、香ばしくってやみつきになるよねw



太陽の花「ヒマワリ」
TAI_4443.jpg 





あと印象的だったのはもう2つあります。

ジプシー(ロマ)の話



ジプシーってアウシュビッツの記事でも話ししたけど、
このヨーロッパ各地に広がってる放浪民族で起源は南インドだそうです。


ちょっと浅黒い顔でヨーロッパの白人でも、アラブ系の顔つきでもない。

彼らは長い間、迫害の歴史をたどっています。


現在でも事あるごとに迫害や虐殺、レイプなど犯罪に巻き込まれていますが、

彼らの特徴は決して現代社会に馴染もうとしない。



第二次世界大戦においては、

ナチスに強制連行されたジプシーに至っては見て見ぬふりだったそうです。



このジプシーはブルガリヤやルーマニアにとても多くいるのですが

彼らのほとんどは物乞いをして生活をしています。




時には、話せないふりをしたり

時には、歩けないふりをたり

時には、今にも餓死しそうなふりをしたり



でもね、随分とぶくぶく太ってるばあさんが腹が空いてるって物乞いしてるのをみて

軽蔑すら抱くのは、本当にご飯を食べられない子供が病気で腹がぶくっでてる姿を見て
知っていたからかもしれない。




あるジプシーは、物乞いで十分なほどの生計を立てています。

更に、働かないことで国からの生活保護でお金を受け取っています。



素晴らしいですよね。

どこの先進国でも、働かず税金も収めない、社会の役にもひとの役にたってないのに

国からお金をもらえる問題はあるんですよね。



そんなだから本当に困っているひとにお金が回らない。

働いても働いても貧乏の人より、働かないほうが裕福になる現実。




赤子を抱くジプシーのお母さんをみて、こんな状況でなぜ子供産む?

って思ったことがありますが、

ジプシーってすごく子沢山なんです。家族が多いほうが生活保護の収入が増えるのです。





ぼくがブルガリアに入った時には一番に注意されたのは

奴らはいつもスリや盗みをするので注意しろよって言われました。
本当に厄介者として嫌われてるのを感じました。




もちろん、ジプシー村もあり農作業しながらまっとうに生活するひともいます。
 
あのチャップリンもジプシー出身です。


ただ旅をしていてどこの国でもジプシーはいますが、やっていることはどこも同じ。

印象的だったのは、ヨルダンのペトラ遺跡を管理する部族がジプシーそっくり

だったこと。歴史は古くただ一概には言えないのかって思いました。





ブルガリアがEU連合に加盟するときの条件も印象的でした。

EUはブルガリアが加盟するために、ジプシー問題を解決するようにいいました。




なぜジプシーなのか。

それはEUに加盟すれば、国境がなくなります。
そうすればジプシーが西欧に流れ込むからです。


当然、金をもらうならより裕福な国を選びますよね。

問題はそのジプシーと一緒に犯罪も増えるからです。




だけどそこで手を差し伸べたのがイギリス王室。

彼らはブルガリアにジプシーの村として家を建ててあげたのです。

そう、放浪をやめて定住されたのです。




そっそこまで。

これではジプシーのアイテンティティが・・・。







❖印象的な話の2つ目。



何人かこの国で仲良くなった人に戦争の話を聞いてみました。

テレビやニュースで日韓、日中問題が取りあげられるとドイツを引き合いに出すけど
ブルガリアを侵略した歴史のあるドイツ人やトルコとどうやったら仲良くなれるの?


素直に関係改善の秘訣を聞こうとしたら


「別にドイツとか嫌いなやついっぱいだよ。」

だって。


戦後賠償でドイツの美談を引き合いに出されるけど、結局戦争で被害にあったひとが
単純に許せる問題はないのです。

ただブルガリア人も、以前インドであった韓国人青年も冷静に言ってたけど



戦争の当事者が生きているうちは、憎しみは消えないんじゃない?

彼らこそ戦争の象徴だからね。



200年も300年も前の戦争を今でも憎しみを持つものがいないのと一緒で

解決しない問題には時が必要。

だから今の大人達ができるのは、憎しみを今の子供達に受け継がせないこと。







まあ、そんな難しい問題もヒマワリを見ながら話を聞いていたわけです。



向日葵みたいに、


みんな同じものを見て

同じ方向に顔を向けて


一緒に行きていけたらどんなに幸せだろうってね。



TAI_4735_2013110215372429a.jpg
いろんな現実を見ました。 
 



さて、話変わってブルガリアの1つおもしろいことを見つめました。

それはこちらです☆
TAI_4739.jpg 

ブルガリアの各村には

なぜか1つだけ渡り鳥の巣が電柱の上に1つできるそうです。


TAI_4748.jpg 
他に高い木なんていっぱいあるのに。なんで?


「わっほんとだーーー雛がいる!」って思わず感激してしまいました。
TAI_4756.jpg 
ピーピーなく姿と、この大きな巣の下には別の鳥が一緒に巣を作って共存していて
心がほっこりしました。





そしてプロヴディフに到着。



さて、ブルガリア最後にヨーグルトご飯でも食べるかなって思ったら

ビクトールがそわそわしてる。



理由を聞いたら

「いやぁ~さすがに今日はデモに参加しないといけないみたい。呼び出しが・・・」




デモ?

どうやら、国の政治が良くないらしくブルガリア各地でデモがあるそうです。



でもと言っても

すっごくのんびり、和気あいあいだそうで見に行ってみました。



毎日30分くらい旗を振って歩くらしい。
TAI_4769.jpg
暴動もなければ、みんな同窓会での再会のように元気かーとか、笑顔に会話している。


すごくやってることは緩いんだけど、

国を良くするために行動することは義務だという意志は伝わってきました。


ちょっおじさんサッカーの試合じゃないよ!笑
TAI_4771.jpg 


今の政治をマフィアと言う看板。
TAI_4775_20131031053036f21.jpg 

今となっては、国の批判のない国を探すほうが難しいですよね。
ほんとどこにでもる問題です。



そしては最後の夜は、ビクトールの家族と団欒タイム。

お父さん♪
TAI_4791_201310310530460ea.jpg
コトオーシュー!!
と叫ぶ父。


ブルガリアではブルガリア人力士の琴欧洲が勝った負けたは
いつもニュースで速報があるのです
PN2009072401000409_-_-_CI0003.jpg 
異国の地で相撲をとり活躍する姿はブルガリア人に沢山勇気を与えているそうです。


こちらはお母さん♪
TAI_4792.jpg 

息子のビクトール
TAI_4789_2013110216343252d.jpg
みんな顔が似てるね( ´∀`)



  

ほんと短いホームステイだったけど

心がほくほくすることもあれば、真剣に悩んでみたり

いろんなブルガリアに触れたとっても内容が濃い2日でした。



今日も読んでくれてありがとう。

次回からトルコ編です☆





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チャップリンについて

彼はユダヤ系の裕福な家庭に生まれ、ハーバード大医学部中退だったと聞いていましたが、彼の出自がジプシーにあるというのは初めて聞きました。本当なんでしょうか?

No title

たいたい。。。ひまわりの見え方が変わって来ちゃうよ。
うるうるきたよ。優しいねぇ君は。
ジプシーって不思議な存在だなと思ってたけど、イマイチぴんと来なくて調べてなかった。ただ、放浪する人かと思ってた。物乞いも、まともな稼ぎになるほどの物乞いをしているなんてなぁ。
面白いブルガリア旅行記をありがとう、行ってない国を知れて嬉しいです。

戦争問題を話し合ったり、他国との意見交換など、反論されることも含め、本当に大切だと思います!
押し付けるのではなく、感じたこと考えたことを言ったり書いたりする姿に感銘を受けています(*^^*)
世界を回っている皆さんに遠くからでも伝えてもらえる事が沢山あります!

これからも気を付けて旅してください!

No title

生活保護の悪用ってやはり海外にもあるんですね。
不動産屋で働いているので嫌というほど不正受給している人間をみてます。
そしてここ数年問題が多発して困っています。
拘留、滞納、苦情パレードです。
もらっているはずの保護費を使い込み挙句逮捕、拘留です。そんな生活保護者はまた出所したら保護費を受給できるのです。
大屋さんのアパート経営を圧迫して、ちゃんと納税して善良に暮らす近隣住民には迷惑をかける。それでも国から保護される。これなんとかならないんでしょうかね。きちっと国民年金を払った人よりも生活保護者の方が月々貰う金額が多いなんてどうかしてますよね。
本当に手助けが必要な人を手厚く保護してあげてほしいです。
って愚痴っちゃってすいません!

Re: チャップリンについて

> Question さん
お返事が遅くなってすいません。ぼくも聞いた話なのですが、彼の死後いろいろ書類が出てきてその内容によると彼はジプシー出身だそうです。いろいろ噂はあるのですが、ぼくはこっちの線で信じていました。

Re: No title

> さちこちゃん
オーロラおめでとう。ってそれはそちらにブログにいったほうがいいね。

ごめんね。返事が遅くなって。こっちもぼちぼちカンボジア入ったので少し落ち着いたよ。
ヨーロッパを知るにはジプシーは絶対におさえたほうがいいよ。結構どこにでもいるしね。
本当はもっといっぱい知りたくて、ジプシーの村に行こうとしたけど、ブルガリア人にとってあんまり良く思われない雰囲気が出ていたので今回はやめたんだ。一応、お世話になってる身だしね。

Re: タイトルなし

> まなみ さん
お返事が遅くなってすいません!
そろそろ気合を入れなおしてブログも再開できるかなって思ってます。

ある程度仲良くなったら、やっぱり討論はしたほうがいいですよね。
お互いの育った環境が違うのでその考え方を知るのは自分にとっても良い勉強になるので、受け取り方はひとそれぞれとしてもその考えをこうやってブログで共有できてうれしいです。
ただ自分としては明確な考えを持っていてもそれって当事者ではないので決して断言はできないじゃないですか。本当のところ最後はもやもやして終わるんです。それがちょっと悲しいし、もどかしいのです。

Re: No title

> moto さん
お返事遅くなってすいません。
なんかいろいろ考えさせてしまったようで・・・。ですがぼくが見るに海外なんかより日本のほうがもっとタチが悪いと思いますよ!!ぼくらって選ばなきゃどこにでも求人ありますよね?そこなんです。働けるのに働かないでお金をもらうのは本当にひどい。ぼくも不動産でしたのでそれはよく見てきました。それだけに本当に困っている人たちが十分に保護を受けられなかったりするのが悲しいですよね。

突然のご連絡失礼致します。

日本で「和風総本家」というテレビ番組を制作しております、
小澄壮太朗と申します。

只今弊社の番組で「世界で見つけたMade in Japan」という企画をしておりまして、
今回ブルガリアにお伺いしようと考えております。

企画の概要としましては、日本で作られた製品・商品が、遠く離れた異国の地で、
大活躍しているといった事実を追い求め、
その現場を取材するといった流れの番組構成です。
特にブルガリアで作られるヨーグルトに関連するMade in Japanを探しております。
ヨーグルト以外のMade in Japanも探しております。
例えば・・・・

有名な~~(場所・建物)で
 実はニッポンの○○という素材・技が 使われている

 ◆○○美術館では、その壁面の修復に日本の漆喰の技術が使わ れている

などです。

※ブルガリアにある日本料理屋さんや、現地の日本人が使用している日本製品ではなく、
現地の方が何か理由があって使用している日本製品を探しております。

もしお心当たりがございましたら、ご連絡いただけたら幸いです。


テレビ大阪 東京制作部 「和風総本家」
東京都中央区築地1―13―14 NBF東銀座スクエア6F
AD小澄 壮太朗
E-mail: wagu137@yahoo.co.jp
Tel:03-3543-7705 FAX:03-5550-7227

Re: 突然のご連絡失礼致します。

> 小澄壮太朗さん
失念しておりました。
今後またよろしくお願い致します。
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